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医院方針
自分の親や子だったらと考えて、一人ひとりの治療を選択します
当院では、無理に検査や治療を進めることはしません。例えば胃カメラでは、機器の進歩によって以前ほど苦痛やおえつ感が少ないことや約4、5分で終わることを説明し、納得してもらってから行います。そして、できるだけ不安を和らげるようにお声がけしつつ、胃の状態をご自身の目で見てもらいながら進めます。ご自身の病気の状態を理解し、自分でどうすればいいかを考えることが大事だと考えているからです。
診療では患者さんの言うことに耳を傾け、何に困っているかをしっかりと聞いて、医学的に治療が必要なのか、心理的なことなのかを見極めてアドバイスをするようにしています。
治療を選ぶ際は、「自分の親や子だったらどうするか」を考え、さらに患者さんのライフスタイルに合った治療を提案するようにしています。例えば、ご高齢の方であれば一人暮らしかどうか、お仕事が忙しい方であれば薬を一日何回なら飲めるのかなどを考慮しています。
私について
内視鏡検査や胃・大腸の手術経験から、がんの早期発見に努めています
私は医学部を卒業後、群馬大学の第一外科に入局しました。消化器外科を選んだのは、もともと、幅広い症状に対応できるジェネラリストの医者になりたいと思っていたためです。消化器外科は外科の中でも幅広い部位に対応しますし、当時胃がんが多く、よりたくさんの方の役に立てると思ったのです。
消化器外科では、手術だけでなく、内視鏡などの検査にも携わりました。その経験は、現在の内視鏡検査はもちろん、検査でがんと疑われるものを発見した際に、緊急性があるかどうかを見極める力にもなっています。
また、手術中にもう少し早く処置できていればと思ったことが何度もあるため、できるだけ早くがんを見つけて治療を開始することが、今の自分の使命と思っています。どんな病気でも早期であるほど治療は困難にならないため、糖尿病や高血圧症などでも、状態によってはすぐに専門的に診られる科がある医療機関に紹介するようにしています。
患者さんへの想い
患者さんを楽にしてあげられる、医療のガイドでありたいと思います
病気を山に例えれば、医師は山を少しでも楽に越えていけるようにするガイドだと思っています。そして、ガイドとして、患者さんにより合った医療、より良い治療を提供できる医院でありたいと思います。そのため、当院の中だけではなく、他の医療機関も含めて、患者さんにより良いと思われる治療をアドバイスしています。
しかし、山登りをするのはあくまで患者さん自身です。山登りを替わることはできないため、患者さんにはご自身の病気について、理解をしてもらいたいと思っています。自分で理解しないかぎり、本当の治療は行えないと思うからです。
病気についての説明は通り一遍ではなく、一人ひとりに合わせて言葉づかいや説明方法を変え、より理解してもらえるように心がけています。内視鏡検査中にご自分の胃の中の状態を目で確認してもらっているのにも、理解してほしいという想いがあります。